ほのかに元気で生きていければ

 

とりとめのないことをだらだら書くね。

エウレカセブンの新オープニングがいいですね!飛翔感があふれててアップテンポで
オープニングだけがひとつの作品でもいいくらいに素敵。
エウレカが決して笑顔ばかりで過ごしていない感じもいいな。

恋をしていなくても気持ちよく日々過ごせそうなオープニングです。
私たちはいつもどこか心の中で壮大なフィナーレを生きてるさなかに感じたがって
いるように思うんだけど、ホントはそうじゃなく、うっすらと、ジワリとしみるような
元気さがほんとはちょうどいいんじゃないかな。

ひっきりなしに「あこがれ」を持ち続けてなくちゃならないような静かな
焦燥感、っていうのかな。どっかでいつも「埋まらない」部分を正視してて、
放っておくと自分はどんどんさみしくなっちゃうことがわかってる。

放っておくと、さみしくなっちゃう

不思議な感覚だけど、みんなに同じように備え持つ感情だと感じる。
きらきら輝くような笑顔じゃなくて、崩れるように静かに当たり前な笑顔の方が
わたしたちの毎日の生活にはうれしい笑顔なのだ。
遠くの誰か、誰にでも、ではなく、真横の、君に、っていう笑顔の方がきれいだし、
かけがえがないじゃない?そういうのって、すっごくうれしい。うれしい。うれしい!!

エウレカの新オープニング「SAKURA」にはそういう表情がたくさんあるな。
朝からもう1時間くらい見返してるんだけど(オープニングだけを、だよ)飽きないんだ。
なんか、きれいで。
きれいなんだよ。

アニメのキャラの笑顔ってほとんど芸能人のバラエティみたいな笑顔ばっかりが
笑顔、になってて、どこか他人行儀で見栄えのいい笑顔になってる。
エウレカのオープニングにはもう一歩「中に入り込んだ身内にしか見せない笑顔」が
描かれているように思う。

もの思いに沈んだ気持ちのあとから出てくるにじむような静かな笑顔、は本物。
その笑顔は目(まなこ)に深みがあって、笑顔でいるその奥にもういくつか
本当の感情が準備されてる。

ずっと、まんべんなく幸せでいたいんじゃない。
でもたまにくたびれたり、あまえたくなったときに
「振り返ってもいい幸せ」はあって欲しい。
ああ、それがそこにある、ってわかればすぐに前にむかっていける。
でもそういうのがないと、フイにへこたれちゃうこともあるんだ。
わたしたちは「自分のへこたれ」にとっても負けやすくできてるからね。

わたしたちは丈夫だから元気、なんかじゃない。
弱いかもしれないけど、後ろを見るとゆっくりと笑顔で見送ってもらえるから、前に進める。
元気っていうのは身体の調子っていうよりも、気持ちのものがとっても大きい!!
強さってものは頑丈さや力の強さであって欲しくないな。
弱さを思い知った人たちの立ち上がる、歯を食いしばる勇気くらいであって欲しい。

毎日が、ほんの少し色づくくらいの元気さでいいの。
そういうのを毎日分足して、じつはおっきな元気でした、って量でいいの。
そうすればすっごく気持ちよく生きていける。でしょ?みんな。

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