作成日: 10/04/14  
修正日: 10/04/14  

弱いところを突いてくる

真顔で頭のいい人たちが稼いでおります


「いつまでも若く綺麗に」・・・人だもの。いつまでも若い訳がない。
「老後に備えての保険」「関節痛にはヒアルロン酸」・・・人生の最終章に備えて
その他の生涯を「心配に備えよ」と脅す。
「今日だけのお買い得。お買い上げのお客様にさらにもうひとつ!」・・2個分のお代込み。
「便利です」・・・そうですか、コンビニエンスですか。

もーほっといてくんねーかなぁ。
いいんだよ、心配なんてものぁ気づいたときに手を打てば。早く手を打ちたい人には
CMなんか打たないでも探しにかかるもんだからさ、ほっとんどのCMが人の弱みに
「つけ込む」ことの特訓の様です。テレビもラジオも「番組」の様相で、圧倒的に
「弱みはここですかー」って突いてくるようなやり口の連続で、そりゃ人が疲弊するわな、とか
思う訳です。

なりすまし、やオレオレ詐欺も、人の弱みに付け込んだやりくちなんだけど、その卑怯さは
メディアのあおる「もっともっと心配しなさーい」「もっといろいろ気にしなサーイ」も
似たり寄ったりだなと思う。

人が聞き耳を立てたくなる話題やモチーフでばかり誘導されることに、嫌気がさすってことを
真剣に考えた方がいい。

メディア全体が「人の弱いところを刺し続ける」ことを繰り返したあげくに「イジメはいかん」
つっても「ポカン」としてしまうのです。陰湿にボディブロウを日々人に与えているのに。
そこから逃げたくてテレビなんてチャンネル変えても、違うメーカーの、違う商材が
別の弱みに付け込んでくるばかりで、「健康が」「事故が」「若さが」ピンチです!ってな
話題満載。消すでしょ、テレビ。

弱いところを突く文化でもあるのか?なんなんじゃ、これは。