作成日: 10/10/31  
修正日: 10/10/31  

正しいからといって全部は無理

量が問題かな


このごろエコとか世界規模の飢餓などに対し、「一人でも多くの人に知っていて欲しい」と
いった旨の主張をメディアを通してされる回数が増えて来てるなあって思う。
絶滅種を守ろう,とか珈琲のフェアトレードで貧困国に利益を、とひとつひとつは
正しいし気をつけるべきでしょう。

でもそんな「気をつけるべき」ことが、多すぎます。気にかけておくべき、って言ってくる人の数が
多すぎちゃうのが現代なんだな、って思います。
パンクしますよ、正しい事ばっかりすぎて。心がささくれ立ってきちゃうんですよね、正論過ぎて。
どれもが正しくって、どれもが大事なんでしょうけれど,ネットの時代なんですよ。どんどん知って
知って知って知って、苦しくなる。ストレスがガンガンたまってくる実感が自分にある。

じゃあいっそ「知らないでおく」って方法でしか、加減が効かないもんかねえ。それも嫌なんだよねえ。
情報を発信してる側の人ってのは「自分が送らねばならない」自負とか責任感で「知っていて欲しい!」
「これぐらい知ってなくちゃ!」って熱烈にやってくるけれど,受ける側の人が心底お人好しであるなら
その「正しさのガブリ寄り」はすでに暴力の域だと思う。

もう少し、「いい、加減」にできないもんかね。