作成日: 11/09/14  
修正日: 11/09/14  

仕組みを知り、びっくりしたもの

若者は、そんなに優しく生きないでもいいんだ。少々雑でいいって。


知っていくたびに、どんどん「え?こんなもんだったの」と思う事がある。
若者が生きにくい、だとか、男の子に元気がない、だとか、将来に希望がもてないだとか
悶々としている事柄が、どんどん増えているのに、誰も、どうもしないから、ずーっと
そのままの事が、大変多く蓄積した感じがする。
問題を、問題として、体当たりもしてないので、すり抜けたり、しのいだりして
やり過ごせたうちはいいんだけれど、そうそうかわしてばかりもいられないんだと
どこかで観念して、ぶつかる気持ちもなくちゃね。

発電、の原理を知った時にはびっくりした。モーターをまわして、発電をする。うむ。
水力でも風力でも原子力でも、同じで、「モーターをまわす」ことで発電する。
原子力は、きっと原子のナニガシカが、あーしてこーして「電気発電!」という化学反応
だと幼少の頃思ってたのだが、「熱で水をあっためて、モーターをまわす」ものだと知って
ああ、これなら、まだソーラー発電の方が科学じゃん!とがっかりしたものだった。

車のエンジンにもびっくりした。あれ、動いてる時って「ずーっと爆発の連続」
なんですよね。ボーン!ボーン!って、延々爆発してる。アイドリングストップでもない限り、
車を停車してても、エンジンが回ってれば、爆発をし続けている。

政治で言うと、どんなにいい案でも、「多数決」で決める。いい案が残るとも限らず、
悪い案がまかり通る事もある。私たちの命が関わる案であっても、「多数決」で決まってる。
いいのかな、多数決でいいのかな。

発明されて、人々の生活を潤してきてくれたものであっても、延々と続けば疲弊し、
独善としてくるのだから、後発の「その時代にそった」ものにバトンタッチできる工夫が
あって欲しいものだ。で、ないと「破壊」して進むことしかできなくなる。

冒頭に挙げた「男の子に元気がない」のは、至極当然の成り行きだと思う。
全然溌剌とするチャンスも教育もないのだ。草食系とか揶揄する言葉もあるけど、
今の時代で大きくなってきたら、ああなるってハナからわかってるじゃん。彼らは苦しんで
いるけれど、きっとちゃんと「今を裏切る」ことで、突破する世代が現出すると思う。

「今を同調」して生きれる人は、「今ごと切り捨てられる」も覚悟して欲しい。
若い人は、もっと雑に「しでかさない」と、延々力を削がれっぱなしで、年取っちゃうよ。
あっという間だよ。力が衰えるときなんて、すぐくるんだから。こんなに人生短かったんだと
唸るころには、だれもあんたを見向いちゃくれない時なんだ。

家族を持って、仕事を大事にしてりゃ、「守る守る」ばかりで、「自分は」なんて
言っちゃいられねえのが人生だ。苦しかろうと、嫌だろうと、逃げ出せば、「他者も巻き込む
大騒動」に発展するんだから、グダグダすることまで全部引っ掴んで走り抜く覚悟がいるよ。

そんなことは、わかりきったことじゃないか。

そんなことを解りきって挑める人ばっかりじゃないけどね。知らないまま、やっちまってから
「こんなことになるとは」で生きる人もいるだろう。いいも悪いもない。そこから生きればいい。
身の回りに起こる事は、全部自分のものなんだ。これっぱかしのことが、腹に飲み下せない
もんだから、自分のことでも得心がいかないのだ。飲み下さなくても過ごせます。
それは「悶々」をかこって、走ると決めたようなものだから、そうしたらいい。

世の中を動かす仕組みが解ってきたり、見えてきた時に「それを守る」人も
「そんなのオカシイ」と唸る人もいるでしょう。ケンケンガクガクとしてばかりも
いられないでしょうから、色々決めて進む訳ですが、ご年配者のリタイアしなさ加減も
たしかにひどいな。少々強欲な年配者は増えていませんか。

日本に要るものはもしかして「若隠居」なんじゃないだろうか。うむ、若、はつかなくても
いいから「隠居」制度。寿命は延びる、生きねばならぬ、仕事は譲らぬ、役職は増やす、
全然うまくいく仕組みができてないもんねえ。

仕組みが悪い以上、仕組みに同期しない部分から、破壊を挑まれますよ。
そういうのも、活力なんだろうな。