作成日: 15/05/10  
修正日: 15/05/10  

あたりまえ

案外そうでもない




いつ見たのかよく覚えてないんだけれど、公園の前を通ったときに、あ、綺麗な花が咲いてるじゃん、と
うっすら覚えてて、ある日の天気のいい朝、思いつきで撮りに行くことにしました。

写真に写るものには光が当たっていて、同じ撮るものでも光の加減によって大きく印象を変えます。
朝日で撮ったらどうだろ、3割増くらいに綺麗かしら?と興味本位で出向くと、撮影以前に空気が
おいしくて、ああ、もうこれだけでもいいやって思いました。



ぱっと出のスナップ写真もいつのまにかメインのカメラがEOS-7Dになっていて、EOS-5D信者の私にしては
珍しいなあと今朝気づきました。レンズもタムロンのマクロ90mmと、シグマの18-200mmの2本で、
あれ、キヤノン純正レンズってどこに?ってことが増えていました。

EOS-20Dの時もたしかにスナップ用として購入したのですが、5Dとかマーク2に目が慣れてしまっていると
画素数での見劣りが看過できない感じになってきたのも大きいですね。7Dの合焦スピードも、スナップの
「俊敏性」に非常にマッチしてまして、7Dばかり使うことになってますねえ。

こんな風に「当たり前」と自分で思っていたものが、自然とシフトしてることがたくさんあります。
ずっと自分の感覚では同じことをやってるつもりでも、機材とか振る舞いとか、マイナーチェンジを
ちゃんと試みています。



似たようなことで、車載していた無線ハンズフリーヘッドセットがありまして、いざ使いたく思った時には
すっかりブルートゥースの接続の仕方がわからなくなっていた件があります。しかも2台積んでて
2台ともペアリングに持ち込めない始末。1時間格闘して使えなかったので、故障してるのかな、とか
有線のを買っちゃうか、などと思いはじめた所、ネットで調べてみるかと散策しましたら、ちゃんと答えが
載っていました。

指定の通りの手順で使うと2台ともみごとに動くのです。思えばそんなに安いヘッドセットでもないし、
今となってはあんまり出回っているわけでもない「そこそこの古さ」も相まって、慎重に使用方法へ
気持ちが持っていけたら済んだだけの話です。人のせっかちさ、煩わしさを避ける気持ちが、妙な判断へ
導いちゃうなあとこの件で思いました。



上の2点から思いますに、「テキトー」に日々過ごしてる中で「自分では普通にそこにあって、ずっと使ってる」
はずだったものが、そうでもないことが分かるのです。手に入れてるもののうち、「いつの間にか」
もっぱら使うものは変化していて、自分ではそれを「ずっと同じ」と認識してる。

本当は変わってるのでした。忘れてもいるのでした。そして思い出したり、再認識したりしてるのでした。
日々けっこう新鮮なもんだなって思ったのです。

似てるかどうか分かりませんが、昨日は冷蔵庫の中の「使っていない」ものを一掃しました。
「ビネガー」とか飲みさしになったままのカルピス、調味料、少し残ったドレッシングなどを破棄しますと
ぐんと庫内が広がりました。「いつか使うかも」はほとんど使われないものなんですけどね、捨てる機会を
失ってたものっていうのは、そこに居続けます。そういうのも含めて、自分の中では「ずっと、そう」で
あったものが、いつのまにか「いらないものが占拠してる」部分まで気づけなくなっていたりします。

「あたりまえ」と思ってるものは、そうでもないものにけっこう占領されてます。
そういう部分に空気を入れてやるっていうのは、なっかなかできないんですよね。